甘々果汁BABY
え~…。
なによそれー!!
「なんで???ちょうだいよリンゴ!」
「じゃあ。さっきのちゃんと教えろ。」
さっきの...って?
あたしは頭に疑問符がついたまま、
弘斗の家から離れる
野上くんについて行った。
そして
ブランコしかない小さな公園に来ると、
野上くんは一つだけある
幅の小さいベンチに腰掛けた。
「座れば?」
「あ、うん。」
野上くんはあたしに視線を向けて、
自分の隣を指さした。