甘々果汁BABY
キーンコーンカーンコーン...
起立。礼。ガタガタガタガタ。
「明花ぁ~脱中間だよー!」
解散という言葉と同時に、
澪がみんなの机をどけてやってきた。
「どうだった?」
「そ、そんなことよりぃ...、賭けの自信は?」
絶対いま話そらした。
まぁ、言われなくても澪の点数は目に見える。
「まぁまぁかな。」
ほんとは自信満々なんだけどね。
「ほぉ~、じゃあ奢ってもらうときはあたしも着いてくよ、」
「はいはい。」
「ん?でもさぁ...。野上は明花のあれが見たいわけでしょ?じゃあこの賭けって...」
最後のほうは
いろいろな会話にかき消されて聞こえなかった。
「え?なに?」
「いや、まぁいっか。」
なにを言おうとしていたか気になるけど、
とにかく中間終わってほっとした自分がいた。