甘々果汁BABY
『チェリーガール』
久しぶりに見るこの看板。
久しぶりに味わうこの雰囲気。
「やっぱさいっこぉ~!!」
「ホントにまたここでいいのか?」
「もちろんっ。」
久しぶりに満面の笑みを見せたあたしに、
旭はなんも言ってくれない。
あたしって笑顔似合わないのか...?
「入るぞ。」
「う、うん...。」
はぁー…。
もっと女子力あげなきゃな...。
そう思ったけど。
ドアを開くときにちょっぴり見えた
ほっぺの色が
さくらんぼみたいに、
ちょっとピンク色だったのを見て
可愛いと思った。
「照れてるだけじゃない...。バぁカ。」