甘々果汁BABY






この店は店員さんまで
こんなに可愛いのか…。



「あのぉ、ご注文は?」


「あ、はいっ。えっと、フルーツスペシャルパフェ」


「俺はジンジャエール」


「あたしはオレンジジュースで。」


野上くんの隣に座っている
澪も、手を挙げてジュースを頼んだ。



そして可愛い店員さんは、


注文を繰り返して「かしこまりました」



といって中へ戻って行った。




ふいに野上くんの視線をたどった。


その視線は...
さっきの店員さんに向いていた...。



なにやってんだ、あたしは...。



今日、なんかおかしいよ。




これじゃあまるで
ヤキモチやいてるみたいじゃん。






< 31 / 260 >

この作品をシェア

pagetop