甘々果汁BABY
あわあわと焦っているあたしとは逆に
澪はいたって冷静。
「それで。野上になにも言わないんだ?」
「ほぇ?」
唐突な質問に、答え方があやふやなあたし。
それに比べ、またしても冷静で
小さな丸テーブルに肘をついて、
手の甲に顎を当てる澪。
「野上がなんで一緒に待ってくれてたかわかる?」
「…赤ちゃんみたいな姿を見て笑えるから...」
「ちっがーう!明花が心配だからだよ!」
あたしが...心配?
「変な人に襲われたり、誘拐されたりしたら困るからって」
「誘拐なんてされるわ...」
「あ。あとおまけにいいこと教えてあげる。」
澪は手をあわせてにこにこしながら
声のトーンを上げてそう言った。
それより人の話を聞いて~…。
「野上ね、明花のパンツ見……」
「澪ちゃーん。こっち来て一緒に遊ぼう~」
「祐くん?じゃ、お呼ばれしてるから」
なに?野上くん、あたしのパンツ見たってこと?
てゆーかその先なに?
超気になんだけど...。
てゆーか締める。祐磨...