甘々果汁BABY










あぁ……。ダメだぁ。



「ねぇ澪...、あたしってエロいのかなぁ…?」



「は?なによいきなり...」



「エロい?!エロい?!」



只今下校中の澪の肩を持って、
ぐらぐら揺らすあたしをまん丸の目で見るめる澪。



いや、見つめてるんじゃない。



睨んでる。



「はいはい。エロいよ明花は。」


「うわぁ~やっぱり...。」




顔を両手で囲うあたしの横から、
カァーカァーと黒い鳥の鳴き声が聞こえる。



呑気なやつぁいいよなぁ。





「で。なんでそんなこと聞くの。」




これからあたしが話すことに、
さぞかし澪は...冷静であろう。笑




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