かんがえるくちびる





またしても心の叫びは
神様にも聞こえていないのか

彼はずんずか顔を寄せてくる



「なっ、なに........」


息が!!!!!

苦しいよー.....離れてよー

息ができないじゃんー



「何息とめてんのー?」


ククク、と笑う彼の笑顔と
私の顔のキョリはわずか5センチ。










「ゆ」





この奇声と共に
私の意識は途絶えた............

< 35 / 110 >

この作品をシェア

pagetop