赤い愉楽
伝言
何もかもが終わり
何もかもが落ち着いた。
1人で住むには広すぎるこの部屋に
怜奈はぽつんと座っている。
まだ新しい木の香りがする仏壇に
収められた位牌をじっと眺める怜奈。
何もかもが終わり
また日常が繰り返されていくが
以前の生活は決して戻ってこない。
そのことを
この位牌が嫌というほど教えてくれる。
あのとぼけた刑事に怜奈は
宣言した。
「警察より先に犯人を捕まえる」
でも怜奈にあてがあるわけではない。
手がかりも何もないのだ。
何もかもが落ち着いた。
1人で住むには広すぎるこの部屋に
怜奈はぽつんと座っている。
まだ新しい木の香りがする仏壇に
収められた位牌をじっと眺める怜奈。
何もかもが終わり
また日常が繰り返されていくが
以前の生活は決して戻ってこない。
そのことを
この位牌が嫌というほど教えてくれる。
あのとぼけた刑事に怜奈は
宣言した。
「警察より先に犯人を捕まえる」
でも怜奈にあてがあるわけではない。
手がかりも何もないのだ。