赤い愉楽
周りに大切なものがあっても
皆は気が付きもしない。


当たり前の物が
当たり前のように存在する。


実はこれが一番の幸せなんだってね。


つまり


僕はとってもとっても
親に守られていたんだと


霊安室に横たわる
物も言わない死体に


教えてもらったんだ。
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