すいません、間違いなんです。


「そう言えば、今日はどうしてうちに?」


「あ、そうだった!
…アイツ、帰ってきてます?」


「ふふ、帰ってきてるわよ?
今部屋でダラダラしてるんじゃないかしら。

久々に機嫌良かったから言い事でもあったのかしらねぇ…」



……単純な奴。



「あは、相変わらずわかりやすいんですね~」


「そりゃあね、普段あんまり笑わない子だからちょっとの変化がすぐわかるのよね♪」



あばさんは楽しそうに、嬉しそうに話す。



「あ、じゃあちょっと行ってきます」


「また下下りて来てね~。お菓子用意しておくから♪」そう言ったおばさんに、「もちろんです♪」と答えて2階にあるアイツの部屋に向かった。


ノックするかしないか迷ったけど、ノックするのは私らしくないと思い勢いよく(?)ドアを開けた。

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