【実話】今日からアナタに恋をします
ハルの顔は見れなかった。
私は下を向いた。
涙がハルにバレないように。
ハルは気付いてないみたい。
「ゆな。ねぇ」
「ハル・・・グスン。おめでと」
「ありがと、でもごめん」
「・・・・・」
「私言わなくてごめん・・・」
「何で、何で今更謝るん??・・・・」
「・・・・え」
「何で言ってくれなかったん。信じれなかった?先輩達の方が役にたったから?」
「ごめん・・・・」
「何!?ごめん・・・・って」
「ごめん、ごめん、ごめん」
「うん、うん・・・・・うん。次からは言ってほしな」
「うん、分かった。ごめん」
「ハル?」
「何?」
「これからは私達をもっと頼ってよ。中3の先輩達みたいに、アドバイスもメアドも聞けないけど、話は聞けるから。ね*?」
「ごめん」
「ハル。私、ごめんよりも、ありがとうの方が聞きたい」
「うん、ありがと」
ハル。
私が頼りなくてごめんね。
でもこれからも親友だよね*