貴方が好きなの
「早く降ろして……。私、重いでしょ?」
「そんなことないよ。もうちょっと、このままで居たいな」
私が重くない訳ない。
肉付いてるし。
マナより重いし。
なんて考えながら、冬夜に返事した。
「私も、もうちょっとだけ……」
そう言って私は、冬夜の首に腕を回した。
すると、冬夜は私をベッドの上にそっと寝かせてくれた。
「そんなこと言われたら、止められないだろ?」
冬夜は優しく微笑んだ。
ドキッとした。
今、きっと顔が赤くなってる。