貴方が好きなの

「じゃあ流れを掴むために、順番に自分の役のセリフの所を読んでみようか。みんなシナリオを持て」


空気が、雰囲気が変わった。


「ナレーションから行くぞ」


「はい!」


ナレーションの女の子達が元気よく返事した。




夕焼けに染まりつつある教室。


「はぁ………。やっと帰れる」


私は深くため息をついて、倒れるように座り込んだ。






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