貴方が好きなの

世間話が絶えない様子の2人を見ながらひとり「ごちそうさまでした」と手を合わせてから、お皿を持って立ち上がる。



「あら、もう食べ終わったのね」


「黙々と食べたから」

とお母さんに笑顔で返す。


流し台へ向かう。


自分の分のお皿を洗っていると、冬夜が「ごちそうさまでした」と手を合わせて言う声が聞こえてきた。



そのまま冬夜がお皿を持って流し台に向かって歩いてきた。






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