貴方が好きなの
冬夜って、長めの髪の毛が明るい自然な茶色で、真っ黒な瞳が宝石みたいで吸い込まれそう。
とにかくかっこいい。
「藍、俺に見惚れてる??」
「うん」
「……えっ」
みるみるうちに冬夜の顔が赤く染まっていく。
「ふふっ。勝った」
「何?何??どういうこと?」
「なんでもないよぉ」
自然と笑顔がこぼれた。だっていつも私が顔を赤らめてばかりなんだもん。
ちょっとした仕返し。
「…よく分からないけど……。まぁ行こう?」