遠い君



「来てくれてありがと…」

あたしが小さな声で言うと龍は少し驚いた


「今日はやけに素直だね」

「…う、わっ」


うんと言おうと思ったら
龍に抱き締められた

「…ビックリした??」

「うん」


「あのさぁ…」

そのままの体勢で話しかけられた
「何??」


「ちゃんと俺と付き合ってよ」



< 103 / 117 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop