キミと私の1週間 【完】
「どこから入った言われてもなー
せや、窓んトコから入ってきたわ」
「カギ、かかってなかった?」
「防犯はバッチリやったで
オレがそーゆーの、関係ないねん」
ケラケラ笑いながら話す言葉は、ここらへんでは聞かない関西弁。
ってか、意味がわかんない。
「なんでキミは関係ないの?
外からこじ開けたとか?」
「そんな汚いコトしないわ
ってかキミ、最初の言葉聞いとった?
そんな普通に話せる人間、初めて見たわ」
「え?」
「お前、もぅすぐ死ぬんよ」
「‥え?」
何もかも不思議な少年。
その言葉は私には理解できなかった。