わがまま彼氏。
あま~い出会い☆★
彼氏募集
「ゆ~う~り!」
「あっ!凛♪おっはー!」
私、前田凛は現役バリバリ高校生。2年前から彼氏いなくて彼氏募集中なの!
身長は150あるかないかくらい。本当に背が小さくて困ってる。体重は・・・ひ・み・つ★☆所属は吹奏楽です!
【ゆうり】と言うのは私の心友第1号の福原悠里。悠里には中学から付き合ってる彼氏がいる。いちゃちゃする2人を見てるのがたまにイラッとくる瞬間がある。
悠里は身長は167くらい。髪型は黒くて腰、あである長い綺麗な髪。モデルにいてもおかしくないくらい、綺麗。
私と並ぶと対照的。全然身長が違うから、凸凹コンビってやつ。
「あ~あ・・・彼氏ほしいなぁ・・・」
「凛ヤバイよ?それ口癖になってるじゃん!」
「マジ??!あぁ~男子に聞かれてたらどーしよー・・・」
「もう、いいじゃん?恋は探すものじゃなくて、出逢うもの!」
「かっこつけないの!」
いっつも、こんな朝から始まる。私、正直彼氏なんて必要ないのかもしれない。悠里といる時間が楽しくて・・・悠里といれば幸せだから。
やっぱり信じれる心友が1人でもいるだけで違うんだなぁと思う私。
「凛!学校着くよ!」
「へっ!!?」
私はずっと1人で考えてたから、急に話しかけられて変な声を出してしまった。
「なぁ~に考えてたぁ?自分の世界にすぐ入るの凛の悪い癖だぞっ!」
「ごめ~ん・・・走ろうか!」
「えっ!え、えっ・・・ちょっと!いきなり何??!」
私はキーホルダーがいっぱい付いたスクバをリュックみたいに背負ってダッシュした。
「今日は快晴だ!」
私は、そう言うと悠里を置いて、さっきのスピードよりまたスピードを出して学校まで全速力で走った。