わがまま彼氏。
「はぁ・・・」
私は大きく悠里の前でため息をついた。
「まぁ、落ち込むなって!恋なんていつでもできる!」
他人事だと思ってるくせに・・・悠里だけズルイよ・・・。
私にはこんな感情が浮かんだ。
「はぁ・・・恋かぁ・・・・」
「恋よ~・・・」
私は、また大きくため息をついて、窓から見る空をゆっくり見上げた。
私が見た空は青くて・・・雲一つなくて・・・快晴と言えるほどの気持ちいい天気だった。
そして、この日私はあなたに出会った。
大きな大きなこの空の下で・・・・偶然みたいに出会った。
でも、この出会いは偶然と言うカタチの必然だったのかもしれない。
私の彼氏募集は・・・この日で最後だった。