記憶 ―惑星の黙示録―
その日の晩に、
私は「夢」を見た…。
世界の「秘密」を知る為に。
「貴方」と二人
青い空を旅していた…
大きな大きな河を越えて…
お互いの存在を、
少しずつ確かめ合いながら…
辿り着いた「月の裏側」には、
綺麗な
花畑が在った…
それだけを知ると、
「私たち」は。
未だ続くはずの旅は、
「また今度ね」と
お互いに言葉には出さずに
大きな扉の前で
悲しいけれど
さようなら。
「貴方」は、
誰ですか――…?