私と彼の関係〜本気の浮気〜
私は当時笑った友達をここに連れて来たい!
あの時、何となく思い描いていた理想の手が実際に存在してるんだから。
思い描いていた理想の手が現実にこうして横で動いている。
コップを持ったり煙草をはさんだり、本をめくったり。
あの手に触られるとどうなるんだろう?
「あっ片瀬さん、少しじっとしてて」
佐々木さんに言われてハッとすると同時に
私の頬に佐々木さんの指が触れた。
想像以上の感触のいい指が私の頬に・・・
っていっても触れられたのはほんの一瞬で。
「睫毛がついてたんです、ほら」
人差し指には睫毛が1本乗っていた。