私と彼の関係〜本気の浮気〜



私は当時笑った友達をここに連れて来たい!


あの時、何となく思い描いていた理想の手が実際に存在してるんだから。



思い描いていた理想の手が現実にこうして横で動いている。


コップを持ったり煙草をはさんだり、本をめくったり。



あの手に触られるとどうなるんだろう?



「あっ片瀬さん、少しじっとしてて」



佐々木さんに言われてハッとすると同時に


私の頬に佐々木さんの指が触れた。



想像以上の感触のいい指が私の頬に・・・


っていっても触れられたのはほんの一瞬で。



「睫毛がついてたんです、ほら」



人差し指には睫毛が1本乗っていた。






< 110 / 297 >

この作品をシェア

pagetop