私と彼の関係〜本気の浮気〜
「トイレに連れて行きます」
そういって由紀ちゃんを立たせようとすると、同じように汚れた上原部長が手伝ってくれた。
伊藤君に店員さんを呼んでもらうようお願いして由紀ちゃんを真ん中に上原部長と2人で支えて入口へ向かう。
佐々木さんは扉を開けて待っていてくれた。
「俺も付いていきましょうか?」
私達に声を掛けてくれるけど、私は首を横に振る。
「男の人が何人もトイレにいると他のお客さんに迷惑かけるから大丈夫」
そのままフロアの端にある女子トイレまで上原部長と一緒にぐったりした由紀ちゃんを運んだ。