私と彼の関係〜本気の浮気〜


そこには同じようにワイシャツとネクタイに黄色いシミをつけた上原部長がコップを手に立っていて。



「大丈夫そう?」


「胃の中のものを出し切って少し落ち着いてます。また飲ませたんですか?」



少し非難的な目で部長をにらむと違う違うと両手を振って



「始めは佐々木が止めてたみたいだけど、今日は最初からピッチが速かったみたいでさ。俺が戻ってきた時そんなに飲んでたなんて知らなくて」



ばつが悪そうにあわてて言い訳する部長を見てクスッと笑ってしまった。



「たぶん部屋には2人で戻れると思いますから、ワイシャツとネクタイ洗った方がいいかも」



上原部長の胸の部分を指差すと、ホントだと苦笑いして






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