私と彼の関係〜本気の浮気〜
「・・・もし、もし機会があれば話してみるから・・・約束する」
由紀ちゃんに自分の考えを伝えると、彼女は嬉しそうに頷いてくれた。
彼女なりに気持ちを整理しようとしてるのが分かる。
あとは時間が解決してくれるはず。
佐々木さんが歓迎会の時に吹っ切ったという私の話、なぜ私じゃないとダメなのかを聞く必要はあるのかもしれない。
すっかり元気を取り戻した由紀ちゃんは、私のセーターを見てまたまた泣きそうな顔に戻り弁償しますからと何度も頭を下げた。
一緒に部屋に戻ると、すでに全員によって片付けられた後で、由紀ちゃんは上原部長のワイシャツとネクタイを見て私の時以上におろおろ泣きそうな顔をして何度も頭を下げていた。