私と彼の関係〜本気の浮気〜


部長も大丈夫だからと由紀ちゃんの頭を撫でていて。


取りあえず落ち着いたと思ってホッとしていると



「落ち着いたみたいですね」



佐々木さんが烏龍茶を目の前に置いてくれた。


ちょうど飲みたいと思っていた私は、ありがとうございますとお礼を言ってからグラスを手に取った。


冷たい烏龍茶を口に入れながら顔を上げると、優しい目が私を見ていて



『近づいてみたい』



由紀ちゃんの言葉を突然思い出し、烏龍茶を思わず噴き出しそうになる。


何とか飲み込むとゴホゴホと咳き込んでしまった。



「えっ片瀬さん大丈夫?」






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