私と彼の関係〜本気の浮気〜
無意識に首を縦に振っていて。
ツウッと頬から顎にかけて綺麗な指が伝う。
それを肌で感じると顔に血が上ってきて。
クイッと顎を持ち上げられると同時にガタンと佐々木さんの椅子が後ろに引かれて
私が目を閉じると同時に柔らかい唇が私の唇に降りてきた。
チュッというリップ音とともに一旦離れた彼の唇が
角度を変えて再び私の唇に降りて来る。
彼の綺麗な手が私の後頭部に回されたのが合図かのように
深く・・・甘く・・・
胸を焦がされるような・・・深いキス。
頭が、体が、心が・・・すべて溶けてしまうような彼とのキスは
煙草とビールと甘い罪の味がした。