私と彼の関係〜本気の浮気〜
彼は酔っ払った女性を介抱しているかのように
キスで足元の覚束ない私の鞄を片方の腕にかけ、もう片方の腕で私の肩を抱いて。
繁華街を抜け、細い路地を入った場所にある
ビジネスホテルを兼ねている綺麗な建物の中へ吸いこまれるように入った。
パタンと音を立てたドアを振り返ることなく
苦しいぐらいきつく抱きしめられていた。
「こうしたかった・・・」
言葉と一緒に何度も唇を覆う彼のキスに私は朦朧として。
啄ばむキスから、グッと後頭部を持たれた時は・・・深いキスの合図のようで
舌を絡め取る彼にしがみついていないと立っていられないぐらい
激しくて・・・甘い。