私と彼の関係〜本気の浮気〜



「高橋さんは・・・佐々木さんと仲がいいんですね」



涼と言いかけた言葉を言い換えて少し微笑んだ。


高橋さんは新しいビールを2つお姉さんからもらうと、空いている席に腰掛け私も素直に隣へ座った。



「この前、アイツ捕まえて無理やり喋らせた」



私との待ち合わせに遅れてきた時だ。



「気持ちを伝えたけど彼氏がいるから受け入れられない。でもありがとうって言われたって。同僚として今まで通り接して欲しいって言ったら笑って頷いてくれたって」



アイツと向き合ってくれてありがとうと高橋さんは言葉を続けた。






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