私と彼の関係〜本気の浮気〜
「だって仕事だもん、仕方ないよ。修ちゃんは気にしないで」
「明日帰るんだよな」
「うん。明後日から仕事だし」
「・・・なぁ真央。もしかしたら出向が長引くかもしれない」
「え?」
向かい合わせで座った私は修ちゃんの言葉に驚いた。
「もしかしたら年内いっぱいこっちで仕事することになるかも」
困った顔をしながらご飯を食べ始める修ちゃんに私は何も言えなかった。
嬉しいと思った気持ちを誤魔化せないから。
「なぁ真央」
「ん?」
「お前は今の仕事が好き?」
「す、好きだよ。でもどうして?」
修ちゃんに問いかけながら、私の頭からは聞いてはいけないと警笛が鳴っている。