私と彼の関係〜本気の浮気〜
「もしかしたら、栄転でこのまま本社移動になるかもしれない。
そうしたら真央には仕事を辞めてもらわないといけないから」
本社勤務になると必然的に私が修ちゃんについて行くことになる。
結婚すれば・・・涼と離れないといけない。
「まだ内示をもらったわけじゃないんだ。打診はされてるけど。
一応心に留めておいて」
そう言うと修ちゃんはこの魚美味しいねと話題を逸らした。
「・・・分かった」
私はそう返事するしかなかった。
---9月
暑さがましになるかと思ったのに、残暑が厳しい。
涼とは会えないものの、久しぶりの彼からの連絡に
修ちゃんとの話を忘れるほど舞い上がっていた。