私と彼の関係〜本気の浮気〜


おじさんも修ちゃんに加勢するように、おばさんを注意してから私に微笑む。


その後の食事は何をどうして食べたのか記憶がない。


ただ早くこの場から立ち去りたくて、食べ物を咀嚼していた。





修ちゃんは今日、私に話をしようと思っていたのだろう。


食事が終わると私の腕を掴んだまま



「少しだけでいいんだ。母さん達は席を外してもらえないかな?」



リビングに移動した後、穏やかに言う修ちゃんに


おばさんは少し拗ねながらもおじさんとダイニングに移動した。


リビングのソファーに座った修ちゃんと私は無言のままで。


壁に掛けられた時計の秒針が部屋に響いていた。






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