私と彼の関係〜本気の浮気〜
『近々、店に来れる?』
奈央から届いたメールに
『今日行く』
仕事が終わった私はそのまま奈央のいるバーへ足を運び
開店前にも関わらず扉を開けて迎えてくれた。
「久しぶりだね」
「ホント。真央は少し・・・痩せた?」
「あはは。遅い夏バテみたいな感じ?」
「なんだそれ?」
私は笑いながらいつもの場所に腰をおろし鞄を置き
奈央は無言でカウンターの中へ入り冷蔵庫からレモンジュースを取り出した。
煙草に火を付けて、この前来た時とは変っていた新しいメニューを見ていると
コースターに乗せたグラスが目の前に置かれた。
「XYZって気分?」