私と彼の関係〜本気の浮気〜



「真央、もっと誰かに話を聞いてもらわないとダメだよ。

一人で抱え込んで考えるから分からなくなって混乱するんじゃないかな」



奈央は優しく笑うと、私じゃ約不足かな?と言葉を続けた。


首を横に振りながら奈央にこうして話ができてよかったと思う。



「真央は、彼を・・・守りたい?」


「え?」


「今のままだと、修ちゃんサンは真央の心の中にいる彼の存在に気付くと思うの。

そしたら彼と対峙すると思う。真央は渡せないって」



もし、修ちゃんが涼に気付けば・・・絶対にあり得る。


絶対に・・・



「修ちゃんサンと別れて彼と一緒にいるのか、彼を諦めて修ちゃんサンと結婚するのか。

今のままじゃいられない、それは分かってるんだよね。でも」






< 227 / 297 >

この作品をシェア

pagetop