私と彼の関係〜本気の浮気〜
これでいいんだ、これでよかったんだ。
修ちゃんの事を聞かれると彼には自分の気持ちを誤魔化しきれない。
彼を守るって決めたんだから。
これ以上彼を傷つけてはいけないと自分に言い聞かせていた。
---誕生日の前日
『ごめん、明日は真央の誕生日なのにどうしても抜けられない接待があって帰れそうにない。
来週お祝いするから、何が欲しいのか考えておいて』
修ちゃんからお詫びメールが届き、気にしないでと返信した。
机の上にはウエディングドレスのカタログや招待状の発送先の一覧が散乱している。
やらないといけないことはたくさんあるのに、今日は何も手に付かなかった。