私と彼の関係〜本気の浮気〜


先輩は修ちゃんに事実を受け止めて欲しいと、正直に話をした。



修ちゃんは悩んだらしい。



悩んで悩んで・・・そして



「佐々木君に会わせてもらえないだろうか?」



修ちゃんは先輩に頭を下げた。



彼とは吉沢夫妻を仲介人にして、9月の修ちゃんが休暇で帰ってきた日・・・ちょうど、私が修ちゃんの家に招待される前日に会った。


彼と話をして真央は渡せないと断言した。


彼は修ちゃんの言葉を受け止めたうえで、自分の気持ちに嘘は付けないと。


でも自分は私を幸せにできないから、彼女の幸せを願うから、もう会わないと。



私は何も悪くないからと頭を下げたらしい。





< 276 / 297 >

この作品をシェア

pagetop