私と彼の関係〜本気の浮気〜
「完全に崩れちゃいましたね、メイク」
私はお姉さんの言葉が理解できずにいると彼はお姉さんに連れられて奥の部屋へと入っていき
「一度落としてから、やり直しますね」
一緒に入ってきたメイク係のお姉さんに声を掛けられていた。
「え?どうして?」
修ちゃんはいないんだよ?
「列席者の方々がお待ちですよ」
お姉さんは手際良くクレンジングシートを肌に滑らせ、メイクボックスから化粧品を取り出している。
「でも・・・」
「あ〜目が腫れてますねぇ。ちょっとアイメイクをさっきより濃くしますね」
躊躇う私をよそにテキパキと仕事を進める彼女の手を思わず掴む。