私と彼の関係〜本気の浮気〜
「ここで涼一君と結婚するんだよ。それが修司君の願いでもあるんだ」
父は優しく微笑んだ。
『今日から俺と一緒に人生を歩んでください』
さっきのプロポーズの言葉を思い出す。
今日・・・今日から?
「修司君は、真央と涼一君の為にこの式場を用意したんだよ」
父の口元をただ眺めるしかなくて。
「父さんも母さんも修司君も皆、お前の幸せな花嫁姿を見たいんだ」
父は手に持っていた・・・ブーケを私の手に握らせて
「修司君の真央に対する愛情に驚くよ。だからこそ真央は涼一君と幸せになりなさい。それが彼への誠意だと思うよ」
最後に口紅を引いたお姉さんはできましたと微笑んで