私と彼の関係〜本気の浮気〜
きっと、すごく幸せな事だってことも分かる。
でも、胸を焦がすような、自分を見失いそうな激しい恋愛をしたいと思う気持ちもあるんだ。
だから・・・
「お〜い!片瀬さん!真央ちゃん!真央っち!!どこだ〜」
社員がいる部屋から、上原部長の叫び声が聞こえ、私の思考は中断した。
「は〜い!ここにいますよ〜」
今戻ったとばかりに、ふすまを開ける。
「由紀ちゃん、酔っ払い過ぎ!」
上原部長にしな垂れかかっていた由紀ちゃんのもとへ向かう。
傍には水を持ったままアタフタしている由紀ちゃんと同期で事務所のメンバーである桜ちゃんが困ったように
「片瀬さぁん、助けて!」
泣きそうな声で訴えかけてきた。