私と彼の関係〜本気の浮気〜
フルフルと首を横に振るとさっきの寂しそうな顔がいつもの笑顔に戻る。
きっと、何を話してたのか彼は覚えている。
分からないけど、そう確信した私は少し申し訳なく思い
「次の飲み会ではちゃんと話し聞きますから」
そういって心の中でごめんなさいと謝った。
「じゃあ、次の新年会では遠慮なくいろんな話しますんで聞いてくださいね」
佐々木さんはチラッと私の背後を見ながら小声で囁いた。
「はい。じゃあ失礼します」
頭を下げて鞄を持ち立ち上がろうとすると
「佐々木〜由紀ちゃんの悪酔いはお前のせい!今日は俺にとことん付き合えよ!」