私と彼の関係〜本気の浮気〜
「相変わらず飲んだの?」
「付き合いでビールだけ。最後に烏龍茶」
「次は何飲む?」
「そうだなぁ、じゃあXYZで」
「了解!おつまみは適当でいい?」
「奈央に任せる」
「了解」
カクテルを味わう私を見て、奈央はニッコリ笑うとカウンターの下にしゃがみ込んで冷蔵庫からさっきなおしたレモンジュースを取り出した。
奈央の鮮やかな手つきを灰皿に置いた煙草を手に取り煙草を吸いながらぼんやりと眺めていた。
「奈央、藤井さんとはうまくいってるの?」
「藤井さん?うん、相変わらずだよ。何か言われた?」
「ううん。別に」