私と彼の関係〜本気の浮気〜


先輩と同じことを聞かれていた。



「あはは。先輩にも同じこと聞かれたのよね」



良く分からないと先輩と同じ返事を藤井さんに返すと、藤井さんはそっかと頷いた。



「奈央に言われてね。いつも世話になってるから、私の目が届かないところはフォローするようにって」


「奈央らしい」



大丈夫と頷くと、藤井さんは安心したように目を細め頭をクシャリと撫でてくれた。



「真央は頑張りすぎるし自分でため込むところがあるから気になって。何かあれば力になるから」



じゃあ社長と合流すると言って、手を振って歩いて行った。





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