隠レンボ





「きゃあっ」


私が話し掛けている途中、

わざとらしく飛鳥の背後にぶつかってきたのは、幼なじみの2人だった。




「よっ、たまには俺らと帰ろうぜっ!なぁこうき?」



飛鳥には気にしない様子で隣の浩貴(月島浩貴)に話し掛けたのは、幼なじみの翼だ(五十嵐翼)。
私の幼なじみであり、飛鳥の彼氏でもある。




「おう。ん?ちとせもあすかもなんだよ、パッとしない顔しやがって」




飛鳥は背中を撫でると、翼と浩貴を軽く睨みつけた。



「つ、翼達のせいでしょっ!!」



「あすか、大丈夫?」



「んだよ、きにすんなっ」



「ばか翼!」



「…なんだよ。そんな怒んなくたっていいだろ〜!浩貴も黙ってないでなんか言えって〜」



「あはは、ごめんごめん。」

「あすか!翼達はほっといて行こ行こ〜」


「あっ、おい待てよ〜」



「べーっだ」


「あはは」









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