ハッピー☆チェーン①
てことがあって・・・

どんな高校か下見に来たわけ。

この高校の大きさ半端ないんですけど・・・

「あれ?君どうしたの?」

私は声をかけられ振り向く。

そこにはイケ面6人組が居た。

か、カッコいい。

「来週この高校に入るので下見に来たんです。」

「へー・・・名前は?」

「上田綾です」

私の名前を聞いた瞬間6人の顔の色が変わった。

あ、あれ?

どうしたのかな?

ただ名前いっただけなのに・・・

「あ、あのぉ・・・」

おそるおそる聞いてみる。

「おい・・・上田綾って・・・」

「あぁ。間違いねーな・・・」

な、なに?

私がどうかした?

「お父さんの名前何?」

「?正樹ですけど」

「お母さんの名前は?」

「舞です」

「・・・やっぱり」

「?」

どうしたんだろ?

なんで親の名前聞くのかな?

「どうしたんですか?」

私は不思議に思い聞いた。

「あっ・・・嫌なんでも無い。自己紹介まだだったね。俺、稲森竜也。そして後ろにいる5人は右から、郁也・智樹・遼・正敏・淳平。」

私は軽く会釈をした。

「でも、驚いたな・・・あの大企業の娘さんがここにくるなんて・・・」

そう。

私の父・上田正樹は世界一を誇る大企業の社長。

ママに言われるまで気づかなかったけど。

「そうですか・・・」

それしかいえなかった。

もう話すことないし早く帰りたい・・・

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