伝説の女[完]
だけど、そんときはそんな気分じゃないし。



まず自分に余裕がなかったからか、つい怒鳴ってしまった。


それから、ほとんど声をかけられなくなってきていた。


そして少し時間たつと雨が降りだした。



なんだか俺の気持ちみたいだなー。


それからいろんな事を考えていたら。


・・・らしくなく、涙を流した。



多分それだけ切羽詰まっていたのかもしれない。



チームの事、家庭の事、タツの事。


涙がでてきても雨が降っていたから、誰にも気付かれずに涙をながしていた。



そしたら、雨が止んだ気がした。


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