伝説の女[完]
女は普通に答えた。



「あなたみたいのがいるとほっとけないの。男女関係なくね?だからつい助けたくなっちゃうから、やきもちが爆発しちゃったの、彼氏のね・・・」



女はそのまま続けて言った。



「今あたし、あなたに話しただけなのに、なんだか心がすっきりしたっていうか、軽くなったの。だからもし話せるなら話して?ちゃんと聞くから」




そう話しながら頭を撫でられた。



頭を撫でられたのなんて何年ぶりだった、



なんだか会って間もない女に・・・
期待に近いものをしてしまってる気がする。
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