伝説の女[完]
俺はなんにも言えなかった。


だってあり得ない事では・・・ないからだ。


女はまた喋りだし。



「本当の母親が蒸発した時によ?

あんたにとって義理母親の方ね?

その人を可哀想にでもおもってたあんたの父親がよ?

実は・・とかなんとかいって。

『お前と結婚してから1度だけ浮気した事があってそんときに子供ができてたらしく、その女が蒸発していたらしい。だからお前には本当に悪いとおもってるがひきとれないか』


そう言ってたとしたら・・・?」



とかね?

もちろん、可能性の1つだけどっね?

そう女は言ったが・・・・



俺は何も考えられなくなった。

本当にそうかもしれない。

あの親父ならやりかねない。



どうしよう。


なんだかわかんなくなってきた。すると女が言った。



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