milk candy☆
しまった!

帰ろうと思い木から離れようとすると落ち葉を踏んでしまった。

それに愁さんたちが気づく。

「・・・覗きか?ちび」

正哉さんがいつの間にか隣に居た。

「違います!ちびで悪かったですね!」

「覗きにしか見えないけど?」

うっ!

てかなに?!

無口の癖に・・・

超ドSなんだけど!

「きいてんのか?ちび」

プチン!

ちびを連発する正哉さんに私は切れた。

「ちびちびうっさいなー!こっちは気にしてんの!」

また感情むき出しになってしまった・・・

「おもしれーやつ。」

私は恥ずかしくなりうつむいた。

すると、正哉さんの手が私の顎にかかりクイッと上を向かせられた。

「さてと・・・どうしよっかな。俺等の正体ばれちゃったな。どうしてほしい?」

正哉さんは、意地悪な笑みを浮かべ私に問う。

うぅ~・・・

どうしてほしいて聞かれても・・・

困るよ~・・・

私は目に涙を浮かべた。

偽物の涙じゃなく、本物の涙。

すると正哉さんは私の頭をポンッとすると

「ちょっと意地悪すぎたな」

と耳元で囁いたあと

「安心しろ。誰にも言わない代わり俺なにもしねーから」

と言った。

その言葉を聞いた後私はホッとした。

安心した私に正哉さんはフッと笑った。

ドキン

な、なに?

私、絶対可笑しい・・・

顔があつい・・・

カッコよすぎだよ・・・

正哉さん・・・

ずっと隣に居たいよ・・・
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