milk candy☆
「お前顔真っ赤なんだけど」

正哉さんが言う。

私は自分の頬に手を当ててみる。

うっ・・・

本当にあつい・・・

ククッと正哉さんが笑う。

「お前あきねーな」

ドキン

また私の心臓が高鳴る。

あきないなんていわれると余計恥ずかしいよ・・・

「送ってくから家まで案内せろ」

いきなり言われびっくりした。

そういえばさっき愁さんたち居たよね?

私はあたりを見渡した。

が愁さんたちはいない。

「返事は?」

正哉さんにいわれ

「・・・はい」

と言った。

すると正哉さんはよしといいまた、私の頭をポンポンとした。

正哉さん・・・

そんなことされたら心臓が持たないよ・・・

気づいてる?

私が正哉さんのことがすきってこと。

優しくされると期待しちゃうってこと。

どうしよ・・・

この気持ち押さえ切れないよ・・・

すきって気持ちがどんどん大きくなっていく。

でも口に出せないよ。

だって口に出しちゃったら今の関係が崩れそうで・・・

怖い・・・

だから、心の奥にしまっておくね。

青龍の総長て聞いたときびっくりした。

でも、正哉さんは正哉さんだもん。

絶対に嫌いになんてならない。

「おい!いくぞ!」

正哉さんの声で我に返る。

私は、正哉さんのバイクにまたがる。

「しっかり掴まっとけよ」

私は、正哉さんの腰に手を回しギュッとした。
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