カウント10
7
その日から、
毎日省吾の家に行って、喋って
っていう生活をしてたある日
友達から告白された
「あのさ、もし彼氏とか居ないんだったら、俺と付き合ってよ」
彼氏....
その言葉を聞いて、頭に浮かんだのは省吾の顔だった
でも、省吾って彼氏?
「好き」とも
「付き合おう」とも言われてない
キス以上もしてない
省吾って彼氏なのかな?
「平井さん?」
「..え」
「彼氏いるの?」
「.......わかんない」
「は?」
「彼氏いるか分かんない」
「...」
「...だから」
「わかった
俺待つよ。
その彼氏か分かんない奴と、関係がはっきりするまで
待つから」
その真剣な目に、私はうなずくことしか出来なかった