*蜂蜜色*
◎心の音
♪-♪♪~
「犬飼さん」
♪ッ
「音.少しズレてる」
場所は夕日差し込む学校の購買部
私.犬飼桜が所属している小柳高校吹奏楽部トロンボーンパートの練習場だ
「すっ...すいません;」
「じゃあ.もう一回.三小節目から」
♪-...
目の前にはパートリーダーの椎名克樹先輩.
もろ初心者の私は入部して1ヶ月全く上達する気配が無く
同じ初心者の子達も1ヶ月経つとなんだかんだで様になっていくのに...
その為.特別に個人練習の時間に
パートリーダー様直々に個人レッスンして頂いている訳で
先輩の練習時間を削ってしまって申し訳ない...
と
思っている反面
嬉しくも思っている
誠に不謹慎だが...
私は
先輩に
恋をしているから